本日もお読みいただき有難うございます。
昨日午後位に円が160円台になったのですが、しばらくすると156円くらいになっていました。
世間では為替介入があったのではないかという話です。
これだけの金額が動くことはあまりないですから、おそらく事実なのでしょう。
日銀が為替介入をしたことについては「仕方ない」という考えです。
ただ、「もう少し早くやるべきではないか」と思っています。
152円くらいの時に「あらゆる手段を」と言っておきながら何もしないで、160円台に入ったとたんに動き始める。
よく「焼け石に水」と言いますが、あまりに円に対して投機筋が売り圧力をかけていた場合、この為替介入が無駄になる可能性もないわけではありません。
これと比較してしまうのが、FRBのパウエル議長です。
パウエル議長はトランプ前大統領の時には、政府とやりあっていた印象です。
バイデン大統領になってそのイメージもあまりなくなりましたが…。
パウエル議長は、利上げに対して躊躇しませんでした、これでもかというばかりに利上げをし、市場は悲鳴を上げていました。
当時のS&Pは5200ドル半ばくらいから4000ドル近辺まで下落しました。
特にひどかったのがNASDAQで、16000ドルくらいから11900ドルくらいまで下落しています。
ただ、その結果もあって、アメリカはソフトランディングしそうだと言われています。
パウエル議長は、急速な利上げをすると市場が動揺しすぎるというので、利上げに対して記者に対して観測記事を書かせ、市場を落ち着かせていたと言われています。
マーケットを落ち着かせるためにあの手この手を使っていたわけです。
それと比較をした場合、日銀の対応は正直どうなのかという疑問があります。
企業が史上空前の好景気と言っていますが、それはあくまで海外に拠点のある会社が円安で潤っているだけの話で内需が拡大している気配はありません。
日本人は値上げを嫌いますが、ここ数年は値上げを許すようになってきました。
その結果、企業は何かにつけ値上げをし始めました。
これが賃金の上昇と相まっていればいいのですが、形のうえでは賃金は上昇していますが、実質賃金は低下しています。
要するに、国民の負担は増しているわけです。
余ったお金は一体どこにと言いたくもなります。
しかも「会社四季報」を見ると、日本の大手企業の株主の名前には、政府系の機関の名前が…。
日本人は日本を資本主義国、自由主義国と考えていますが、少なくとも金融面ではそうではないと思います。
こういうことを書くと政府批判と受け止められるかもしれないですが、私は共産党が大嫌いです。
その私がここまで言いたくなるほど、今の日本の株式市場は異常だと思います。
なぜ私がこのようなことを書くのでしょうか?
「一司法書士受験生」のはずです。
司法書士試験には金融の試験も経済学の試験もありません。
「試験に関係のないことを勉強するなよ」という指摘もありそうです。
実は、私はFP2級を取得しており、AFP認定者でもあります。
FPの科目には金融資産管理というものがあり、そこには株式などの項目があるのです。
資産形成についてわかりやすくお伝えするのはFPの役目です。
司法書士になれば様々な方の相談を受ける必要があります。
借金などで困る方にライフプランの形成の仕方などをお伝えすることも大事な職務の一つになると考え、私はFP資格を取得しました。
相続の際にも、単に司法書士実務として受けるのではなく、プラスアルファをお付けすることが出来れば、相談に来られた方の満足感も増すと思っています。
ちなみに、簿記2級もあります。
資格が多ければ顧客満足度が高くなるわけではないと思います。
公告を出して、Googleなどに上位表示されれば、顧客満足度が高い事務所と言えるわけでないのと同じです。
マーケティングも専門知識も内容を伴った仕事をして初めてついてくるのだと思います。
現在私にできることは、あと2か月少しとなった司法書士試験の勉強を頑張ることです。
来年の今頃は、東京で司法書士として歩みを進めている自分を想像しながら今日も一日頑張りたいと思います。
最後までお読みいただき有難うございました。