誹謗中傷そして付きまといという厄介な出来事について

オリンピック期間なのですが、最近誹謗中傷について、様々なところで議論になっています。

最近はSNS全盛の時代ですから、選手が試合に負けるといろいろとあるんでしょうね。

プレーに関してある程度の批判をするのはわかるのですが、選手の人格を毀損するのはどうなのでしょうか?というのが私の意見です。

ただ、選手の側もある程度こういったことに対して対策を講じるのは大事ですよね。

例えば、大会期間中はSNSを控えるとか。

また、大会後も1か月くらいはSNSをしないなどの自分を守ることも必要なのではないでしょうか?

多分選手の身近にいる人は、誹謗中傷をしないと思うんですよ。

執拗に誹謗中傷をしてくる人間というのは、その人のことをあまり知らない第三者である可能性が高いのではないでしょうか?

そう考えた場合、SNSから離れることは自分を守る手段だと思います。

「なんであなたが誹謗中傷について言えるの?」という方もいると思います。

私は中学時代担任で部活の顧問から性被害にあっていましたが、それ以外にも、中学高校時代は誹謗中傷などに悩まされていました。

加害教諭は私が性暴力を嫌がると、学活や授業中に私の悪口を言いふらしました。

当時は教師が絶対的な権力を持っていた時代です。

教師が私の悪口を言うと、それに便乗する輩が少なからずいました。

例えば、加害教諭はバレー部の顧問だったのですが、「栗栖のせいで負けた」と加害教諭が言った場合、他の部員も「あいつさえいなければ」などと私の悪口を言いふらしていました。

当時は本当にすごかったです。自分がミスをしたのに「栗栖謝れ」と言われていましたから…。

明らかないじめですよね。しかも教師が先導した。

これがなくなったのは理由があります。

中学3年生になる前の春休みの事です。

私はどうしても抜けられない用事があったので、その日の練習試合を休みました。

相手は市内大会1回戦負けのチームで、はっきり言えば、サーブさえ入れておけば容易に勝てるチームでした。

しかし、結果は7セットやって2セットしか取れなかったそうです。

その時私がいなかったため、彼らはいつものように「栗栖のせいで負けた」ということができませんでした。

そして、その後、「お前のせいで負けた」と言われることは少なくなっていきました。

ただ、この練習試合の敗戦はずっと隠されていましたけどね。

このことを口にしようものなら、当時のレギュラーメンバーは「黙ってろ」と私を脅していました。

「クラスではどうだったの?」と言われる方もいると思います。

正直あまり変わりませんでしたね。

私のクラスには女子生徒の胸やおしりを日常的に触る生徒がいるのですが、加害教諭はこの生徒を「○○は純粋」と言って、かわいがっていました。

その一方で、対して問題を起こさない私に対しては「あいつは学校で一番問題のある生徒」と言いふらしていました。

本当にすごかったですよ。

他の生徒が問題を起こしても「あいつはいいやつ」の一点張りですから。

そして、クラスの大半の生徒は「自分が叱られたくない」ため、すべてを私に押し付けて平然としていました。

教室内では、日常的に「殺すぞ」「死にてえのか」と言われていましたし。

しかも、女子生徒もこういったことを言う始末でした。

普通はこういったことがあると担任が対処するのですが、加害教諭は全くと言っていいほど何もしませんでした。

この時私を助けてくれたのは、学年内で体罰を日常的にするIという教師でした。

加害教諭や、クラスの生徒たちは、この先生に対しては恐れていたらしく、彼が廊下を歩くだけで、私に対して嫌がらせをするのをやめていました。

そのため、正直私はこのIという先生については複雑な感情を持っています。

正直クラスの同級生の悪質さはこの程度ではないんですけどね…。

マンションの中に平気で立ち入り、私の部屋のある階まで押しかけ、家の外で「栗栖出て来いよ」と暴れることもありました。

大学時代はこういった行為が嫌で関西に行ったのですが、正直関西に行くまでの間は、まともに日常生活を送ることが非常に困難でした。

今思い出せばそれ以外にもいろいろありました。

ある女子生徒については、きわめて異常な脅迫を日常的に受け続けました。

この女子生徒は私が小学生のころから一緒だったのですが、彼女は、小学生のころ、学年一といわれるチンピラと仲良いくしていました。

その生徒が転校したとき「いじめられるから助けて」といわれたので、口をきいたのですが、しばらくすると「あんた私の相手をしないと大変よ」と脅されるようになりました。

小学校5年になり同じクラスになった時は、学校に行くのが嫌で「転校したい」と親に何度も直訴していました。

この生徒については正直嫌悪感しかないですね。

自分のことを「日本一の苦労人」などといっているのですが、とんでもない!

こちらが相手を嫌がると、暴れてきて「あんた私の言うことを聞かないと大変よ」「言うこと聞かないならこのまま脅し続けるわよ」といわれ、日常的な脅迫を受けました。

私はこの生徒が嫌だったので、何度も「相手にしたくない」といったのですが「あんたいじめるわよ」などといわれ、中学を卒業するまで我慢させられ続けました。

これはあくまで私の体験談ですが、SNS上での誹謗中傷は私の体験とは少し違いますよね。

変な言い方かもしれないですが、学校内での嫌がらせや付きまといは、正直避けるのが難しいです。

公立中学であれば、どこの学校にも質の悪い人間はいます。同級生ガチャというものです。

それにあたってしまった場合、いじめっ子を転校させることのできない現在の学校制度の中では、嵐が過ぎるのを待つしかないと思う子供がいても、無理はないと思います。

本当はそれではいけないんですけどね…。

一番問題なのは、こういったことをしている人間が、自分の問題行為を全く理解していないことなのですが…。

ただ、SNSであれば、「SNSを見ない」という手もあると思います。

自分にとって精神的に必要以上の負担をかけるものについては、一定期間避けるというのも大事なことではないでしょうか?

「そうは言われてもなかなかうまくいかないんだよ」というのかもしれないですが、こういった防御をするのとしないのでは結果が違ってきます。

問題行為をする人間に対して「誹謗中傷をやめよう」といっても、正直無駄な部分があるんですよ。

「誹謗中傷はよくないからやめよう」という方の大半は、そういったことをしない方で、誹謗中傷をする人間は、何を言われても「だから?」と居直るんですよ。

だって、私を脅し続けた女子生徒は「私、正義感の塊だから」って言っていましたし。

それ以外にも、自分の気に入らない生徒に対して「あいつのことを殴りなさいよ」って私に言ったこともありますし…。

正義感の塊…なんですよね…。

個人的な体験から、一般論を導き出して申し訳ないのですが、世の中には言っても無駄なことって多いですよね。

だから、そういう人間がいるということを前提にしたうえで生きていかないといけないと思います。

この問題は、選手だけが考える問題ではないです。

これだけネット社会になっている以上、各協会のほうも「「大会期間中はSNSを見るな」などの指導をする必要があるのではないでしょうか?

また、場合によってはメンタル面でのトレーナーをつけて負担を減らすことも大事だと思います。

日本ってこういうところに本当にお金を使わないんですよね…。

精神面というのは、肉体面と異なりどれくらい傷つくのかは、パッと見ただけではわかりません。

そのため「個人の問題」とされがちです。

しかし、現在はストレス社会といわれるほど日常的にプレッシャーを感じる社会になっています。

昔とは時代が変化しているわけです。

時代の変化に対応した、新たな施策が求められるのではないでしょうか?

それにしても、私の子供時代って、本当にすごい時代だったんですね…。

昔兄と話をしたとき、兄が「子供のころは楽しかった」と言っていたのですが、私には楽しい思い出がありません…。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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