私は小泉司法書士予備校を利用していたのですが、合格した今年は講義についてはほとんど見ていません。
また、小泉司法書士予備校のテキストについても、時折参考にしていましたが、ほとんどの勉強時間は問題演習に宛てていました。
野球やサッカーでもそうなのですが、ボールの蹴り方や投げ方をいくら教わっても実践で通用しないと意味がありません。
すべての練習は実戦で役立てるものなので、実戦形式の練習が最も優れているというのが、私の個人的な意見です。
今回は、私がやった過去問演習について話していきたいと思います。
民事訴訟法
私は試験の1週間前に、択一過去問集を裁断してスキャンしておきました。
これは試験当日の電車の中で、過去問の苦手な部分を再確認するためにやりました。
まず、民事訴訟法の過去問をご覧ください。
適当に数問アップロードしましたが、大半はこんな感じです。
バツがいくつあるかお判りでしょうか?
私の実質的な受験回数(勉強をして試験を受けた回数)は2回です。
その2回の試験の結果をまず比較してみましょう。
念のためですが、上が令和5年度のもので、下が令和6年度のものです。
実は民事訴訟法は令和5年度も令和6年度も満点でした。
「それならこんなにやる必要ないんじゃないの?」という方もいると思います。
確かに一理あります。
特に今年の司法書士試験は記述の採点が倍になったため「択一がだめでも記述で取り返す」という戦略をとることも可能でした。
ただ、私は記述の点が倍になったという話を聞いた時「択一をおろそかにする人間が増えるのではないか」と考え、「ここで油断をすることなく択一もしっかりと点数を稼ごう」と考え、択一の勉強をしっかりとやるという戦略を立てました。
そして、その戦略のカギとなったのがマイナー科目です。
午後の部において不動産登記法と商業登記法では、受験生に深い知識が求められます。
そのため、予期せぬ難問が出されて普段の力が出せなくなる可能性がありました。
実際、今年の不動産登記法では私はかなりミスをしてしまい、6問も間違えました。
私は民事執行保全法と供託法が苦手だったため、民事訴訟法の採点をした後、不動産登記法の採点をしたのですが、比較的得意科目だった不動産登記法で6問も間違えていたことを知った時「今年は基準点以下なのか」と思い、半分泣きそうになりました。
結果として、午後の部の択一は不動産登記法の6問のミス以外は全問正解だったため事なきを得ました。
話を戻しますが、司法書士試験本番では予期しなかったことが起きます。
そういったトラブルにうまく対処するためには、比較的正解しやすいマイナー科目の勉強をしっかりやることだと思います。
そのため、民事訴訟法の択一については、確実に正解できるようになるまで何度も繰り返しました。
民事執行法
とにかく解きまくった過去問
まず、民事執行法の過去問をご覧ください。
もはや何回解いたかわからないくらいです。
問題文の左上にAなどとあるのは、私が「この問題は(自分にとって)かなり重要」と勝手に判断したものです。
予備校がつけているAランクとは少し異なるので注意してください。
民事執行法と民事保全法はかなり苦手で、テキストを読んでも、問題を解くと全くわからないといった状態でした。
令和5年度の成績表を再度ご覧ください。
午後の部の得点を見てほしいのですが、民事訴訟法の15点は、民事訴訟法の得点で、執行保全については両方とも不正解でした。
また、供託法も1問落としています。
合計で9点マイナスなわけです。
ミスさえしなければと悔やんだ令和5年度の本試験
さらに、令和5年の時は、本格的に勉強を開始したのが、判決が確定した9月末以降だったため、時間がありませんでした。
勉強に集中すればなんとか時間を捻出できたのでしょうが、当時の私はホームページを作成したりといろいろやっており、記述式の勉強を始めるのもかなり遅れていました。
そのため、試験直前は記述の勉強しかできず、得意科目の民法も6問間違えてしまいました。
仮定の話になりますが、もし得意科目の民法であと3問正解して、マイナー科目が全問正解だった場合、私は210点だったことになります。
合格点まであと少しですよね…。
この時の悔しさが「今年はマイナー科目は全問正解する」という決意をさせることになります。
合格者の勉強法を参考に過去問演習を繰り返す
勉強法がわからなくなったとき、一番おすすめなのが「合格者の真似をする」ということです。
司法書士試験の受験生の目標は司法書士試験に合格することのはずです。
試験に合格したいのなら合格した人から学ぶのが一番です。
そこで、私は市販されており手に入る合格体験記の中から、民事執行保全法が苦手だった人を探しました。
すると、一発合格されたという方の中で、民事執行・保全法については過去問を繰り返したという方がいらっしゃいました。
私は「この人の真似をすればきっと受かる」と信じ、その方の民事執行・保全法の勉強法をまねることにしました。
その結果が、この過去問です。
民事保全法
民事保全法についてもまず過去問をご覧ください。
ランクは私が勝手に判断したランクです。
「後回し」とあるのは、正解を出すことが確実にできるようになった問題なのでほかの問題を優先するという意味だと思ってください。
Bランクだから「後回し」ではありません。
民事執行法も民事保全法も苦労したのが、問題演習をしたくても解くべき問題の絶対数が少ないということです。
これは受験生の多くの方が苦労されているのではないでしょうか?
私は、その演習量の不足を補うために、予備校の答練や模試を利用しました。
私のこの勉強法は「これをしなければ合格しない」というものではありません。
ほかにも要領のいい勉強方法はあるでしょうし、予備校に通われていれば講師にわからないことをすぐ質問できます。
私は予備校もオンラインでしたし、さらに、問題演習を中心にしておりテキストをほとんど利用していなかったため、講師に内容を詳細に質問することがなかなかできませんでした。
同じような境遇の方がいらっしゃった場合、私の勉強方法は参考になるのではないでしょうか?
まとめ
勉強方法は人により様々です。
ただ、過去問を中心に勉強したほうがいいとは個人的に思います。
受験生の方には、ご自分に合った勉強方法を見つけることをお勧めします。