2週間ほど前の事、いつもながら遅い時期の健康診断を受けた。
その健康診断の最中に、診察をしていた医師のパソコンが「ピピ」となり響いた。
「え?何かあった?」と一瞬不安が頭をよぎる…。
「ま、まさか…」
若いから大丈夫だとは思っているが、しばらくの間不安になっていた。
そして、2週間後の今日、ついに運命の日がやってきた。
「去年は『問題ない』ですぐ終わったんだよな」と思って順番を待っていたところ、「栗栖さん」と呼ばれ診察室に入る。
「すぐ終わってくれないかな」と思っていると「ヘモグロビンの量は普通です」「肝機能は問題ない」と医師が説明をする。
そして、最後に「おめでとうございます」と言われた。
「おめでとう???」一瞬意味が分からなかったのだが…。
「何もなくておめでとうという意味か」という事に気が付く。
でも、私まだ48歳なんですよ…。
確かに他の方はかなり高齢の方でしたが、一応まだ若いんです…。
うーん、複雑な気分だ。
でも、7月7日の司法書士試験に向けた体調の不安はもうなくなった。
「後は勉強をやるだけという事だな」と思い帰宅する。
しかし、気温が低い時って体温も低いからいまいち気分が出ない。
ダラダラしていたが、「このままではいけない」と思いイスに座る。
イスに座るとやはり勉強をし始める。
日常の習慣というのはそういうものなのだろう。
それにしても、専門家の意思の一言はやはり強い。
「おめでとうございます」と言われるだけでも「体は当分問題ないという事だな」という安心することができる。
専門家のすばらしさがここにある。
司法書士試験は医学部受験に比べたら難易度は下がる。
ただ、司法書士も専門家として不動産登記や商業登記、相続業務などについては専門知識を持っている。
クレジットカード詐欺などにあって困っている人も多いだろう。
そういう人達にとっては専門家の「安心してください」という一言は、非常に重い言葉になるのではないか?
やはり専門家になるという事は大切なことだ。
昨日受けた答練では司法書士試験の合格ラインを上回っていたが、これが本番に発揮できるとは限らない。
どんな状況になっても合格点がとれるように自分を鍛えないといけないのだろう。
あと3か月少しの間、しっかり頑張りたい。
それにしても寒い…。