今回は伊藤塾の全国公開模擬試験第1回目の答案と成績です。
私は伊藤塾の答練を利用していたのですが、個人的な感想としては「記述に関しては答練の問題よりも模試の問題のほうが本試験に近い」という感想を持ちました。
また、択一の問題についても、伊藤塾の模試は必要以上の難易度を求めておらず、基本がしっかりしている人間は成績を出しやすいのではと感じています。
それでは記述式の答案を見てください。
不動産登記法
根抵当権の元本確定登記や第三者のためにする契約の登記原因証明情報を書かせる問題だったと記憶しています。
この模試については不動産登記法は相性が良かったらしく、枠ずれを起こすこともなく、きちんと書くことができました。
ただ、添付書面が結構間違えてますよね。
このころは添付書面について少し不安がありました。
そのため、過去問を解くときに添付書面については気を付けていました。
記述式の過去問は一日一通は必ず書くこと!
記述式の過去問についてですが、各スピードを上げるために一日1通は書いたほうがいいと思います。
答案については法務省のサイトで司法書士試験の過去も問題を検索すると答案用紙もあるはずです。
1枚コピーしても10円ですし、1度コピーして再度5円コピーをするというやり方もあります。
とにかく書くことは絶対にやってください。
また、記述式については口で答えを言ってみるという方法もあるようですが、私はこれをやりませんでした。
なぜなら、私は結構おっちょこちょいなもので、できたつもりになることがあります。
実際、3月か4月くらいにはそういう時期があり、間違っていることに気が付き焦っていました。
おすすめの過去問演習方法は、WordかGoogleドキュメントに打ち込むというやり方です。
これだと、答案を作成するのに3分から5分で済みます。
自分が何分で問題を解くのか実際に計ってみることも大事な勉強です
また、自分が過去問を解くときに、問題を読むのに何分かかるか、答えを書くのに何分かかるかを実際にストップウォッチで図ることも大事です。
これをやっておくと本試験で焦ることが亡くなります。
私の場合で言えば、問題を読むんで答案構成をするのに長くても8分。
答案を書くのが30分以内でした。
そのため、1問につき40分で問題を解き答案を書くという作業を仕上げる自信をもって、本試験に臨むことができました。
商業登記法
次に商業登記法の答案です。
この問題は結構ミスが多かったです。
商業登記法の模試の中で一番点数が低かったと思います。
ただ、注目してほしいのは別のところです。
令和6年度の司法書士筆記試験に出た部分と共通するのが、会計限定監査役についてですよね。
6回模試を受けると、本試験で出題される部分がかなり出ていることに気が付きます。
「そんなのあたりまえ」とおっしゃるかもしれません。
ただ、LECの全国公開模擬試験の答案について書いた時にも言いましたが、模試を受けるのは1800人程度です。
受験生の中で1万人は模試を受けていません。
これがどれだけ自分を不利なポジションにおいていることになるかお判りでしょうか?
模試を受けていれば今年の株式交付も各予備校で出題されているので「やった!」となるはずです。
もし、模試を受けずいきなり「株式交付」の問題を見たら「え?」となってしまいます。
本試験は一点差で合否が決まります。
当たり前ですが、できる限りのことをして本試験に臨んだほうが合格する確率は高くなるのです。
このことをよく理解してほしいと思います。
成績表
合格推定基準点が266.5点で、得点が291点です。
順位は見えにくいかもしれませんが、1390人中58位でした。