今回は伊藤塾の全国公開模擬試験第2回の答案と成績です。
不動産登記法
とにかく「汚いな」と思うのが、第2欄ですよね。
実は私、最初この問題正解していたんです。
それを、伊藤塾の答練で所有権更正登記を相続放棄と遺産分割を同時にできるという問題があったんですね(おそらく伊藤塾の答練を受講された方はわかると思います)。
この時その問題を思い出して「あの問題かな?」と思って、勘違いしたんです。
そして、その結果爆死しました。
第2欄(1)も本当は間違っているんですよ。
ただ、記述の内容が重なるところがあったおかげで大減点を何とか免れました。
間違っていても点数が付くときはあります
私は今年の記述式試験でも商業登記法で基本的なミスをしています。
しかし、点数は60点でした。
受験生の方は「ミスをしたら終わり」と考えるかもしれません。
しかし、ミスをしても正しい答えと同じ部分は必ず点数が付きます。
「すべての問題を根拠をもって解け」というのは理想でしょうが、それだと、択一の問題で「とりあえず3をマークしよう」と考え、偶然正解した人と差がついてしまいます。
不平等ですよね。
なので、記述式試験でも「考え方が間違っていても結果論で点数が付くことはある」ということは理解しておいてください。
商業登記法
次は商業登記法の答案です。
今年「株式交付」が出されて「株式交付なんて出すの?」と思った方もいると思います。
しかし、株式交付は各予備校が出題を予想していたといって過言ではないです。
LECの模試でも伊藤塾の模試でも繰り返し出題されていました。
やはり模試は大事だと思います。
「準備万端なら必ず合格するわけではない」と思いますが、「最低限の準備もしなければもっとひどい結果になる」というのは本当だと思います。
模試を何回か受けるということは、私は司法書士試験における「最低限の準備」だと思います。
成績表
それでは成績表です。
推定基準点が272.5点で、私の点数が292.5点です。
順位も1312人中87位なので、第1回より少し成績が悪いですかね。
余談ですが、私は、LECの模試も伊藤塾の模試も、一度も見直しをしていません。
過去問を軽視しないこと
1回目より2回目が成績が悪かった理由として、午後の部の択一の成績があげられます。
実は、この時期は過去問演習を少しさぼっていました。
そのため、過去問に出たきわどい問題をことごとく落としたんですね。
模試の後に確認すると、過去5年以内に出題された肢もいくつかありました。
一番大事なのが本番である以上、過去問に出た肢を容易にミスしてはいけないと思います。
過去問に加えて模試をプラスすれば合格にかなり近づきますが、過去問をやらずに模試だけやると、不動核になっても仕方がありません。
試験の基本は過去問です。
同じ問題が出なくても、似たような問題は出るものです。
徹底的に過去問演習を繰り返してください。