日本とトルコの外交関係樹立100周年について

秋篠宮ご夫妻が、スタンブール市内で開かれた日本とトルコの外交関係樹立100周年記念式典に出席されたそうです。

https://digital.asahi.com/articles/ASSD60F1ZSD6UQIP00FM.html

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エルトゥールル号事件について

知らない人も多いと思うのですが、1890年に和歌山県沖でオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が沈没した際に、地元村民が救助にあたったのは有名な話です。

そして、遭難した乗組員たちを大日本帝国海軍が送り届けるのですが、その中にいよ松山藩士であった秋山真之がいました。

伊予松山藩と私の先祖

秋山真之というと、日露戦争においてバルチック艦隊を破った時に活躍した人物として有名です。

「天気晴朗なれども波高し」という言葉は有名ですよね。

秋山真之は伊予松山藩出身という事で有名なのですが、実は私の先祖も伊予松山藩士で舟奉行所に勤めていたと言われています。

伊予松山藩の舟奉行所と言ってもわからない方も多いと思います。

場所としては、現在の愛媛県松山市の三津浜という場所になります。

たしか、現在の三津浜支所というのが舟奉行所のあった場所と記憶しています。

松山藩には明教館という藩校があり、ここに藩士の子弟は通っていたと言われています。

ちなみに、明教館は現在松山東高校の中にあります。

もっとも、三津浜から明教館のある松山までは歩いていくには遠いです。

そのため、舟奉行所の子弟は、三津浜の別のある藩校に通っていたと言われています(場所は知っていますが言いません)。

なので、秋山真之と私の先祖の直接の関係はないと思います。

ただ、先祖の住んでいた地区の英雄ですからね、秋山真之の話を聞いて悪い気はしません。

今回は秋篠宮伝かご夫妻がトルコに行かれたという事ですが、人生も素晴らしいと思います。

実は紀子さまの先祖である川嶋 庄一郎氏は和歌山県のご出身です。そういう意味では、エルトゥールル号事件ともゆかりがあるわけです。

秋篠宮さまは、両国の交流について、トルコ語のことわざ「雨天の友」を引き、「困難な時に助け合う歴史を重ねてきました」と言及されたそうですが、トルコのエルドアン大統領などとかなり話が弾んだのではないでしょうか。

これからも続いてほしい日本とトルコとの良好な外交関係

戦前の話になると私たちは「日本は悪かった」という事をよく言われます。

すべてを肯定できる素晴らしい国家はありませんが、すべてを暗黒時代と断言するほどの国家も私はないと思っています。

エルトゥールル号事件は、日本とトルコが交流を深めるきっかけになった事件です。

それ以外にも、トルコの人は親日的と言われていて、トルコにはトーゴー通りやノギ通りがあると言われています。

これを「日本こそが世界の頂点に立つ国である」という、わけのわからない国粋主義的思想を持とうとは思わないですが、トルコの方が日露戦争での日本の勝利などを通じて、日本に対して好意的な感情を持ってくださることに関しては喜ぶべきだと私は思います。

エルトゥールル号事件も日露戦争の勝利も秋山真之が関わっていることは、私としては本当の誇らしいです…。

日本とトルコのサッカー界の話

あまりこのことばかりを書いていると「この右翼!」などと言い出すわけのわからない方が増えてくると思うので、サッカーの話をしたいと思います。

今トルコのサッカー界には優秀な若手選手がいます。

その一人がレアル・マドリードで活躍するギュレルです。

現在レアル・マドリードは選手層が厚く、なかなかスターティングメンバーに名を連ねることは困難なのですが、出場した際には、輝きを放っています。

非常に将来有望な選手です。

そして、トルコサッカー界にはもう一人有望な若手選手がいます。

それは、イタリアのユベントスの所属するケナン・ユルディズです。

まだ19歳です。

この選手には本当に驚かされました。

イタリアサッカー界は現在イングランドやスペインに比べるとレベルが低下しており、かつてのセリエAとは違う状況になっています。

しかし、ユベントスの10番と言えばロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロがつけていた番号です。

それを10台でつけて活躍するという事は、それだけでも相当な選手であることがわかります。

彼のプレーを見ていると何かを期待させてくれます。

百聞は一見に如かずなので、まず見てほしいのですが…。

これからもっと成長していくんでしょうね。

将来的には、バルセロナやレアル・マドリード、リバプールなど世界を代表するトップチームに行くことになるのでしょうか。

日本サッカー界にも久保建英選手をはじめ、様々な選手がいます。

最近では、Jリーグからでなく、高校を卒業してすぐに海外に飛び出す選手もいるという事です。

時代は変わりましたね…。

日本とトルコの外交関係樹立も100周年を迎え、両国の関係はいろいろあっても深まっていると思います。

スポーツや芸術などの分野でも、より両国の親善が深まることを願っています。

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