本日、ヤフーニュースで公立小中学校の体育館にエアコンを設置する動きが加速しているという内容の毎日新聞の記事を読みました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b09b83db77fb26291726ee79052e09e5525a5296
冷房の設置については、地域格差があるらしいのですが、最近の夏は暑くて生活すること自体が大変なので、ぜひ設置を進めてほしいと思います。
過酷だった中学生の夏休みの練習
実は、私は中学時代バレーボール部でした。
バレー部というと、「室内だから日焼けしなくていいよね」などと言われますが、夏の体育館は地獄そのものです。
野球部やサッカー部は外で日差しの照り付ける中練習をするので大変だと思うのですが、夏の体育館は外の練習とは別の問題があります。
それは、蒸し暑くて仕方がないのです。
「窓を開ければいいじゃないか」という人もいると思います。
しかし、窓を開けても風が入ってこないとどうしようもありません。
「じゃあ、風さえ入れば大丈夫なんだ」という人もいるかもしれません。
問題はそれだけではないのです!
体育館では、バレー部以外にもバスケ部や卓球部、バドミントン部が練習をしています。
体育館内で練習している私たちが「涼しいな」と思うほど強い風が入った場合、バドミントンや卓球は練習にならないのです!
バスケ部は大丈夫だと思いますが、バレー部もボールが流れてプレーができないときがあります。
余談ですが、私たちの時代はバレー部は外での練習があったのですが、風が強くなるとサーブのボールが流されたり、セッターのトスが戻ってしまったりといろいろ大変でした。
体育館内ではそこまでの状況はありませんが、風が強すぎるのも問題なわけです。
冷房があるとどれだけ違うか
言うまでもないですが、体育館内に冷房があれば全然違う状況が生まれます。
昨年のインターハイは大分県で行われたと記憶しています。
一昨年は確か北海道の旭川でした。
私は、両方のインターハイを少しだけ見たのですが、旭川でのインターハイは、ワンプレーが終わるたびに、コートからタオルを持った控えの選手たちが、コートに落ちた選手の汗を一生懸命ふき取っていました。
拭き取らないと汗で滑るので、この作業は欠かせません。
一方で、今年の大分のインターハイでは、コートの汗を拭きとるお決まりのシーンはほとんど見られませんでした。
調べたところ、大分県のインターハイバレーボールの会場は、冷房が設置されていたそうです。
現場に行っていないのでよくわからないのですが、おそらく、選手がそれほど汗をかいていなかったという事は、冷房をつけていたのだと思います。
冷房の有無の影響は汗の有無だけに限られません。
室内でも30度を超えている場合は、脱水症状を起こしたり、熱中症になる確率が高くなります。
冷房をつけていれば避けられるリスクです。
また、猛暑を通り越して酷暑になっても、外で体育の授業をしていたため、児童が熱中症になったという話を聞きます。
この話を聞くたびに「なぜ外で運動をさせるのか」と思う方は多いと思います。
現在学校は一定の気温を超えると運動をさせないように指導をしていると言います。
しかし、「それならば座学かプールにすればいい」と思ってしまいます。
体育館の冷房設置が進めば、夏の間、体育館内で運動をすることができ、外で運動をさせる必要がなくなります。
そうなれば、不必要な熱中症を避けることができます。
単に、私が夏の体育館での練習が嫌いだったというだけでなく、学校体育館の冷房設置には多大なメリットがあると思うのですが…。
まとめ
現在高齢化が進んでおり、年金などの問題がよく話題になるのですが、日本の未来を担うのは子供たちです。
子供たちが育ちやすい環境がなければ、「子育てを頑張ろう」という方も増えてこないと思います。
少子化対策をするのであれば、子供が育ちやすい環境を整えるべきではないでしょうか。
そういう意味からも、学校内の冷房設置を政府に進めていってほしいと思います。