今朝早く起きてワールドカップの決勝を見ていました。
スペインの優勝は当然といえば当然でしたね。
アルゼンチンはほとんどシュートを打てませんでしたし。
「これでもしPKになってアルゼンチンが勝ったらどうなるのかな?」と思っていた時に、得点が入って少しホッとしました。
スペインはロドリ、オヤルサバル、ヤマルとタレントが豊富でしたね。
試合の途中からスピメンディが出てくるくらいですから。
アルゼンチンはやはりメッシがすごかったです。
準決勝と決勝では得点がありませんでしたが、メッシがボールを持つと、ピンポイントでセンタリングが入ってくるのでスペインの守備も気が抜けなかったと思います。
さすが、世界最高の選手だと思いました。
私がスペイン代表の中で個人的にいいと思ったのは、GKのウナイ・シモン選手です。
彼はヤマルやロドリなどに比べるとそれほど知名度があるわけではないと思います。
ベスト8に残ったGKで一番知名度があったのは、おそらくベルギーのクルトワですし…。
何が良いと思ったかというと、彼のポジション取りですね。
アルゼンチンとしては、スペインのDFの裏を狙うわけです。
DFの裏にパスを出して、FWの選手が抜けだして得点を!というシーンがこの試合に限らず何度か見られました。
それをしっかりと防いでいたのが、シモン選手です。
「GKなんだから当たり前だろう」という意見もあると思います。
でも、GKとDFラインの間の距離感というのは、難しいと思います。近すぎず遠すぎず適度な距離を保つ必要があります。
また、昔のGKのようにただゴールマウスの前にいればいいというのではなく、常に相手のFWの動きを観察し、また味方のDFラインの位置もチェックする必要があります。
現在のGKはかなり多忙だと思います。
そして、個人的にシモン選手を見て「いいな」と思ったのは、足元の技術です。
私はサッカーを専門にやっていたわけではないので、それほど詳しくはないのですが、シモン選手は、相手のFWがプレッシャーをかけてきた時も落ち着いて対処していました。
シモン選手を見て思い出したのが、イタリア代表のドンナルンマ選手です。
イタリア代表とボスニアヘルツェゴビナ代表のプレーオフで、イタリア代表は前半終了寸前に退場者を出します。
この時、相手FWにファールをしたイタリア代表のDFが「なんでそんなことをするんだ」と批判されていたのですが、その原因を作ったのが、ドンナルンマのゴールキックのミスでした。
私は個人的にはドンナルンマは素晴らしいGKだと思っています。ただ、セービングの技術と比べると、少し足元に技術が不安定です。
プレミアリーグでも、アーセナルとの試合だったと思うのですが、アーセナルの選手にプレッシャーをかけられて、ボールをカットされて失点していました。
FWがシュートミスをするのと違って、GKのミスって目立つんですよね…。しかも、セービングの技術があまりにすごいこともあるので…。
1994年にアメリカワールドカップがあった時の話です。
私は、この大会で活躍したルーマニアのゲオルゲ・ハジのファンになりました。
彼はワールドカップ後にバルセロナに行くのですが、そこで監督をしていたのがヨハン・クライフです。
このクライフという方は、非常に有名な選手だったのですが、監督としても非常に優秀でした。
彼の言葉は独特でした。
例えば、サッカーでいうスピードというものに対して、「いくら足が速くても足元にボールをしっかりトラップできず、パスも不正確では、プレーを早くすることはできない。それよりも、足がそこそこ速く、トラップとパスが正確な選手のほうが、実際は早い選手なのだ」といった趣旨の話をしていました。
「どれだけ速く走ってもボールのほうが早い」という言葉もありました。
たしか、当時サッカーダイジェストにクライフの連載があったんですよ。
私はサッカーをやっていたわけではなかったのですが、このクライフという人物に非常に興味を持ち、彼の連載を毎週本屋で立ち読みしていました。
そして、FCバルセロナにも興味を持つようになりました。
この大会でのスペイン代表でのプレーを見て、クライフの言っていたことを思い出しました。
フランス戦では、身体能力が圧倒的に高いフランスに対し、まったくサッカーさせませんでした。
そして、そのプレーは、昔クライフが言っていたように、ボールを早く回して相手をかわしていくものでした。
スペイン代表のすべての選手がFCバルセロナの選手ではないのですが、スペイン代表には、クライフの考え方というものがある程度根付いているのかなとふと考えてしまいました。
この大会の優勝候補の予想では、私はフランスとともにスペインを予想していました。
そのため、ものの見事に予想を的中させたわけです!
それもおめでたいのですが、サッカー界にとってもスペインの優勝は素晴らしかったと思います。
最近は身体能力の高いチームが多いです。それが悪いとは思いません。彼らのきちんとした技術を持っています。技術に身体能力をプラスするのは当たり前といえば当たり前です。
ただ、サッカーは球技である以上、やはり、ボールを上手に扱う技術が優れていなければいけません。
全ての球技はスキルがあってこそです!
スペインの優勝は、足元の技術がどれだけ大切かということを再確認させてくれたのではないでしょうか?
そういった意味では、好ましい優勝だったと思います。
そうそう、話題になっているハーフタイムショーですが、私は見ていません。
今朝は別の場所にいたのですが、前半が終わった瞬間、空いているお店に行っておそばを食べていました。
戻ったころに丁度後半が始まっていました。
見たくもないものは見ない主義です!
とりあえず、スペイン優勝おめでとう!