司法書士試験受験生の立場から司法書士の業務について考えてみました(水原氏の違法賭博問題の記事を読んで)

今日もお読みいただき有難うございます。

3月末くらいから世間を騒がせていた、メジャーリーグのドジャーズの大谷選手の通訳だった水原氏の違法賭博問題について、大まかなあらすじがわかったそうです。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4C7QNGS4CUHBI008M.html?iref=comtop_7_05

https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20240412-OYT1T50087/

1回の掛け金が一番大きい時で2400万円の時もあったそうです。

正直理解できないレベルですね…。

私は小心者なので、1回のかけ事に1万円など欠けることは到底できないですから…。

子供の時も両親や祖父母や叔母らに「お金を大事にしなさい」と言われてきましたし…。

私は違法賭博に関する専門家ではないので、あまり詳細を語ることは出来ないのですが、現在司法書士受験生という立場で、この件について頭をよぎったのが「クレサラ問題みたい」という事です。

クレジットカードでは、限度額が最初少ない金額で設定されています。

そして、何度も買い物をして「この人は大丈夫」となった場合、限度額が拡大されることもあります。

さらに、クレジットカードではショッピングの限度額もあり、お金を借りて買い物をする子が出来、その支払いもリボ払いにすれば、自分の予算以上の買い物をすることもできてしまいます。

クレジットカード破産の問題でよく話題になるのが、「自分の支払い能力以上の買い物をして返せなくなった」という事です。

違法賭博と一緒にしてはいけないのかもしれませんが、あれよあれよと雪だるま式に借金が膨れ上がる仕組みは非常によく似ています。

ちなみに、私はクレジットカードはよく使います。

ただ、クレジットカード破産などの問題については新聞などでよく知っているので、ショッピング機能は一度も使った事がないですし、リボ払いにしたこともほとんどないです。

しかも、水原さんの場合は、胴元が大谷選手を監視しているかのようなことを、電話で水原さんに伝えたりしていたという事ですから、「このままではまずい」とどんどん精神的にも追い込まれていったのだと思います。

確かに自業自得なのですが、闇金問題などで、一度借金をして違法な取り立てを受けた方に対して、暴力的な言動などで脅迫の電話をする人間がいることなどからすると、精神的に参ってしまうという事はあるのだと思います。

正直アメリカのスポーツ賭博の事はよく知りませんが、クレサラ問題や闇金問題などと言ったことに対しては、司法書士はかなり活躍していると思います。

最近ホストクラブにお金を貢ぐ女性の問題もありますが、金額次第ではそういった件についても司法書士の活躍の場はあるのかもしれません。

現在受験生であり、現場をさほど知らない私が言う事ではないのでしょうが、新聞記事などを見ていると「ここは弁護士に任せたほうが良いな」「この分野なら何かできるのではないか」と考えるときが最近増えてきました。

あとは資格を取得するだけなのですが…。

これが一番大変…。

日本ではお金の話をすると嫌がる人がいます。

アルバイトをしていた時、研修料金や残業代が払われていないと言った時「金の事を考える奴はいらない」と言われたことがあります。

これは私だけではないと思います。

経営者の中には従業員の事を一番に考え成長させてくれる方も多いですが、自分よがりの経営方針で「この会社には理念がある」と言った、一方的な理念押しつけ型の経営者の元ではこういった事が起きやすくなります。

正直お金のことを口にしたとたん「お金の亡者」と批判するのはどうなのでしょうか?

さらに驚いたのが、はたらいた給与を払ってほしいと言ったら「それは共産党ですよ!」と言われたことです。

???としか思えませんよね。

今年から新NISA制度が始まり、貯蓄から投資へという流れがこれから進むと言われています。

円安の現在投資する環境に適切かと言えば正直どうかと思うのですが、個人的には新NISA制度は上手に活用すれば、老後の資産形成に役立つと考えています。

日本の学校では資産形成に関して教えることを長い間避けてきました。

それは、早稲田大学や慶応大学には商学部があるのに、国内で最もレベルが高いと言われる東京大学に商学部がないこととも無縁ではないような気がします。

「お金のことを考えるのはいやらしい」という発想はもう捨てるべきだと思います。

お金をどう稼ぐか、そしてどう増やすか、そして、増やすときに決してかかわってはいけない相手についても私たちは子どもの頃からしっかりと学んでおく必要があると思います。

私たちは大谷選手のような金額を手に入れることはほぼ不可能です。

ただ、悪い人間に騙されないようにどうしたらいいかという事を知っておくことの大切さはいくら強調しても強調しすぎることはないと思います。

お読みいただき有難うございました。

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