自民党の総裁選が盛り上がっていますね。
先ほどネットで確認をしたところ、小泉進次郎氏の総裁選出馬の記者会見があったそうです。
小泉氏と言えば小泉純一郎元首相のご子息ですし、かなりの有名人ですよね。
この方が総裁選に出馬するとなると、様々な質問が飛び交うということは予想していました。
ただ、その中で気になったものがあります。
それは、小泉氏に対してフリーランスの記者からされた「この先、首相になってG7サミット(先進7カ国首脳会議)に出席したら、知的レベルの低さで恥をかくのではないか。皆さん心配している。国力の低下にならないか」という内容のものです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fc46cfcac09db1278195a650490c7828116bfbb
この質問に対して「厳しい質問」とおっしゃる方もいますが、正直失礼だと思いました。
私は小泉氏を特に支持しているわけではないのですが、小泉氏を支持している方以外の多くの方も違和感を感じたと思います。
自民党の総裁は総理大臣の地位とかかわっており、非常に重要なポジションです。
本来、そのような役職に立候補する場合、その質問は小泉氏の政策について質問するのが当然だと思います。
「知的レベルが低い」というのは、正直小泉氏の政治姿勢と全く関係がなく、単なる誹謗中傷でしかないと個人的には感じました。
他の記者が小泉氏の政策についてほとんど質問をしてしまって聞くことがなかったのかもしれませんが、正直この質問には違和感しかないです。
口先だけでは何とでもいえることについて
「『正義』を口にする人間ほど信用できない人間はいない」と言われることがあります。
この記者の方がどういう方かは知らないですが、マスコミ関係の方にも、そして、Xやヤフコメ界隈の方にもそういう方はいらっしゃいます。
他人とあった時に注意しなければならないのが、「その人がどういうことを口にするかということと、その人の人間性は必ずしも一致しない」ということです。
学校などでは、「いじめをする奴なんて許さない」「そんなやつを見たらとっちめてやる」などといった言葉を豪語する生徒がいます。
こういった生徒は教師の覚えが良く「あいつは正義感が強い生徒」などと言われ、本人も学校内で「俺は正義感が強いから」などと言っていたりします。
ただ、こういった生徒が実際にいじめを見たときにどういう態度をとるかは別の話です。
いじめの調査が始まったとたん、教師に対して「この調査の内容って秘密ですよね」「ほかの生徒に言わないんですよね」などと言って、「私本当は知らないんです」「知らないっていけないんですか」「本当に知らなくても責められないといけないんですか」などと言ったりする人間もいます。
いわゆる表向きの態度と裏の態度というやつです。
なぜ私がこんなことを言うかというと、私がこういった体験をしたことがあるからです。
私の通っていた中学は極めて荒れていて、男子生徒の中には女子生徒に対して日常的にわいせつ行為をしている生徒がいました。
そのことを、ある女性と話した時にきわめて意外なことを言われたからです。
あれこれ書くよりも見ていただいたほうが早いので、その時の会話をご覧ください。
これだけだと「知らなかったんじゃないの?」と思われる方もいるのと思うので補足させてください。
彼のわいせつ行為は、特定の女子生徒に対してのものではなく、学校中で行われていました。
被害にあった生徒は私のクラスの生徒だけではありません。
この女性は「私と違うクラスだから大丈夫」「ばれないだろう」と考えたのかもしれませんが、その男子生徒が一番付きまとっていたのは、実はそのクラスのKという女子生徒です。
なので知らないわけがないのです。
また、そのクラスの奥の教室のクラスにいる女子生徒に対しても彼はわいせつ行為をしており、そのことは学校内でも有名でした。
普通、ある男子生徒が、女子生徒に対して日常的に胸を触ったりおしりを触っていたら学校中で話題になりますよね?
「あいつには気をつけろ」って言われませんか?
こんなことを言ってごまかせると思っているその知能レベルにもかなり疑問がありますが、少なくとも、この会話を信じる人間などほとんどいないといっていいと思います。
個人的な意見ですが、私はこういったことについてウソをつく人間とは絶対に付き合いません。
被害にあった女子生徒の中には、この人物と仲の良い女性もいるのですがね…。
「何を言いたいのかわからない」という方のためにわかりやすく言うと、「『正義、正義』と口にする人間の中には、自分の友人すら、裏で平気で裏切るような人間がいる」ということです。
口先だけでは何とでもいえるということです。
相手が黙って入ればなにをしてもいいわけではない
話を戻しますが、小泉氏に対する記者の態度ですが、「こいつは自民党の政治家だから何を聞いてもいい」という発想が見え隠れしているのは気のせいでしょうか?
そういった態度をとるのは、別に記者だけではありません。
私は中学時代担任で部活の顧問から性被害にあいましたが、加害教諭は周囲の教師や生徒に対して「こいつには何をやってもいいんだ」「こいつはそういうやつなんだ」と言いふらしていました。
言っておきますが、私はそんなことを加害教諭に行ったことは一度もありません。
加害教諭は知能レベルがかなり低いらしく、自分が言ったことを真実であると思い込む癖がありました。
例を挙げると、加害教諭はバレー部の顧問だったのですが、彼はバレーボールの素人でバレーボールについて全く知りませんでした。
しかし、中学3年のある時「これから本当のことを言います」と言い、そのあとに、県選抜の監督やコーチをしている松戸市内の他校の顧問に対し「○○先生は頭が悪いです」「○○君は中学時代あまり優秀ではありませんでした(私のいた中学出身の方でした)」と誹謗中傷し、最後には「顧問の力は互角です。いや、それ以上と言っていいと思います」言った後、私たちの前で豪語しました。
人間誰しもが見栄を張ることはあると思います。
ただ、明らかにウソと分かっていることを自信満々に行ってしまうその姿は恐怖でしかありませんでした。
さらに恐ろしかったのが、彼は私のいた中学のバレー部が県大会を何連覇もしたウルトラ強豪校だったと周囲に言いふらしていました。
「かつては千葉県を圧倒した強豪校が弱体化したのを、自分が強豪に作り直しているのだ!自分こそは奇跡のヒーロー監督である」というわけです。
昔は今のようにネットがなかったので、真実を判断するすべはほとんどありませんでした。
ただ、この話は「大嘘」です。
私のいた中学のバレー部が千葉県大会を何連覇したなどという事実は、どの記録を見ても確認することができません。
しかし、加害教諭は私がいた3年間の間、その嘘を言いふらしていました。
ある意味、恐ろしい体験でした…。
小泉氏に質問をした記者の方は、おそらくそこまでひどい方ではないと思います。
ただ、相手が政治家であり、総裁選への出馬会見ということもあって「それほど強い態度に出れないだろう」と思って、こういった質問をしたのであれば、それは失礼なことだと思います。
高校時代、早稲田大学の文学部に通っていた方に「お前悪い奴じゃないんだけど、少し礼儀に気を付けたほうがいいよ」「親しき仲にも礼儀ありっていうからな」と注意されたことがあります。
どんな人間であれ、やはりある程度礼儀をもって接しなければいけないというのは当たり前のことだと思います。
そういった意味で、今回の記者会見にはかなりの違和感を感じました。