先日、ホワイトタイガーの赤ちゃんが骨折したというニュースを目にしましhttps://www.yomiuri.co.jp/national/20250412-OYT1T50182/
階段の3段目から飛び降り着地に失敗したそうです。
猛獣とは思えないあどけない姿に、ふと25年以上前の“あの猫”を思い出しました。
その名も――マリオ。
そう、あの「スーパーマリオ」と同じ名前。
でも、うちのマリオはジャンプは得意じゃなかった。むしろ…ちょっと不器用。
後ろ姿は「かがみもち」
マリオは叔母の家にいた猫です。
猫といえば、スリムでしなやか、しゅばばっと飛び回るイメージですが…
マリオはというと、ちょっとふっくら。いや、けっこうふっくら。
後ろから見ると、もう完全に**「かがみもち」**。

その姿を見ているだけで、つい笑ってしまう。癒し系でした。
伝説の骨折ジャンプ
ある日、なにを思ったのかマリオは2階からジャンプ!
スーパーマリオばりの大ジャンプ!……とはいかず…………、見事に骨折。

「猫って着地うまいんじゃなかったの…?」という私の心の声が届いたのか、マリオはすっかりしょんぼり。
叔母も母も、そして私もつい言ってしまいました…。
「マリオってデ〇だよね…」

煮干しアーティスト、マリオ
マリオには、ひとつ特技がありました。
それは――煮干しを完璧に食べること。

叔母が煮干しを出すと、夢中でむしゃむしゃ。
でも、食べた後には必ず煮干しの「頭」だけが一列に並んでいる。

几帳面なのか、シュールなのか。
その整列ぶりには、家族みんなで爆笑。

私は本気で「マリオ、テレビ出られるんじゃない?」と思ってました。

名前を間違えると怒るタイプ
ちなみに、私はよくマリオを「マルオ」と呼んで、わざとからかっていました。

するとマリオは、ぷいっと背中を向けてスタスタ退場。
そのまま帰ってこない、頑固者。

でも、きっと名前をわざと間違えたの、ちゃんとわかってたんだろうな。
言葉をしゃべらなくても、動物って、ちゃんと“感じて”ますよね。
犬も好き、でも猫もいいな
今はもうマリオに会うことはできません。
でも、ふと思い出すのです。あの、かがみもちボディと、煮干しアートと、無言の抗議。

私は昔から犬派です。
従兄弟の家の犬とも、ずっと仲良しでした。
でも時々、「猫もいいな」と、しみじみ思うのです。

最後に
マリオ、君はちょっとドジで、でも誰より愛されてたよ。
2階から飛び降りて骨折しても気にすることなんてないさ。
だってあのホワイトタイガーだって階段の3段目から飛び降りて骨折するんだから!
赤ちゃんだけどね…。
煮干しの頭を並べたあの芸術性、今でも忘れていません。
その後、叔母が飼った犬のルイージとよくケンカをしていた面白い猫。
それが、マリオでした…。
