このタイトルを見て「あっ!」と分かる人は、かなり詳しい人です。
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/AST7X470HT7XOXIE04FM.html
実は、私の先祖は愛媛県出身です。
確か、松山市の三津浜というところだと思います。
それ以外にも、岩手、福島、広島、岡山に縁があります。
高校野球の歴史の中で、唯一大正、昭和、平成とすべての時代において優勝経験にある高校があります。それが松山商業です。
私くらいの世代であれば、松山商業の「奇跡のバックホーム」というのは、テレビや動画で見たことがあると思います。
その松山商業が久しぶりに甲子園出場をかけて、決勝に勝ち上がってきました。
決勝の相手は、済美高校です。
この済美高校も、選抜大会で初出場初優勝という快挙を成し遂げています。
この学校も甲子園大会では様々なドラマを起こしているんですよね…。
「やればできる」というのは、済美高校の校歌ですが、この校歌は非常に有名ですよね。
健大高崎の「Be together」といい勝負です。
古豪松山商業と愛媛県内屈指の強豪の済美高校の試合ということもあって、私はこの試合を楽しみにしていました。
確かに、愛媛県は最近甲子園大会ではそれほどいい成績を残していません。
そのため、注目度としては神奈川県の横浜対東海大相模には遠く及びませんが、それでも「夏将軍」の松山商業が決勝に進出するという注目すべきゲームです。
試合は、接戦になりました。
済美高校が2回に先制したときは「一気に行くかな」と思ったのですが、松山商業が同点に追いつき、その後、両投手がなんとか踏ん張り同点のまま、延長タイブレークに入りました。
10回の攻撃は、松山商業も済美高校も上位につながる打順だったため、「11回はないな」と私は思っていました。
10回の表に、松山商業が2アウト2,3塁の場面で、ピッチャー強襲のヒットで2点を入れたときは「勝負あったか」と思いましたが、ドラマは最後に待っていました。
送りバントで1アウト2,3塁にした後、1番バッターの選手の打球がセカンドを強襲!セカンドの選手がボールを見失っている間に3塁ランナーが生還しました。
これはエラーと記録されているそうですが、まあ、気の毒といえば気の毒ですよね。
かなり打球も早かったですし、バッターが1番バッターということもあると、焦っても仕方ない気もします。
1アウト1,3塁になって、外野フライで3塁ランナーが生還。これで3対3の同点になります。
その後2アウト1,塁の場面で、1塁ランナーが盗塁に成功して2アウト2,3塁。
さらに、バッターが申告敬遠で2アウト1,2塁になります。
松山商業の投手は1回からずっと一人で投げてきており、球数は100球を超えていました。
延長に入ってからボールも少し高かった気もします。
やはり、この暑さの中で100球以上を投げるのは大変だったのでしょう、最後は済美高校の選手の打球がライトを抜け、済美高校がサヨナラ勝ちをしました。
いやあ、本当にいい試合でした。
済美高校も松山商業も投手1人が1回から投げていたので、最後の方はかなりバテていたと思います。
正直、今の時代は、この暑さを考えると継投ができないと厳しいですよね。
ただ…、済美高校や松山商業が大阪桐蔭や仙台育英、横浜高校のように選手層の厚いチームと同じかと言えば、言えないですよね…。
高松商業も、ときおりいいチームを作って甲子園大会に出てくるのですが、勝ち上がれば勝ち上がるほど、選手層の薄さというもので、敗退しています。
松山商業のように県内選手がほとんどという状況だと、やはり色々と大変なんだと思います。
ちなみに、愛媛県大会決勝戦が終わったのは、すべての都道府県大会の一番最後でした。
「夏将軍」が、都道府県大会の最後に劇的に甲子園出場を決めるという、ドラマチックな展開はなりませんでしたが、本当にいい試合でした。
済美高校には、愛媛県代表として甲子園大会で頑張ってほしいと思います。
そして、松山商業の皆さんはゆっくりと休んでいただきたいです。
それにしても、複雑です。
私は体罰が嫌いです。酷暑の中でスポーツをすることには大反対です。
甲子園大会も、開催時期を代えるか、ナイターにするなどの工夫をしなければいけないと思っています。
選手の怪我を考えると、継投をするのがやはり基本だと思います。
色々と言いたいことはあるのですが、今は選手たちに「お疲れ様」といいたいです。
大会を運営される側の方は、どうやったら良い大会になるのか、真剣に考えていただきたいと思っています。
最後に、「お前仕事どうした?」「今の時間仕事中だろ!」といいたい方…。
細かいことは気にするのをやめましょう!長生きすることはいいことです!